2024年6月28日 シャンツァイ

スーパーの野菜コーナにシャンツァイを良く見かけるようになりました。
「シャンツァイ」は中国語での読み方です、
英語では「コリアンダー」、タイ語では「パクチー」と言われてます。
どれも同じ植物のことを指します。

中国西北部に生まれた私には、
シャンツァイと言えば、麵料理に欠かせない味付けの食材です。
独特の強い芳香があるため、好き嫌いが分かれる野菜でもあります。
日本には平安時代に中国から入ってきたそうですが、
その時代にはあまり定着しなかったようです。

近年はタイ、ベトナム料理の流行に伴い、シャンツァイの知名度がアップし、
国内でも多くの地域で栽培されるようになりました。
沖縄県の生産地から全国各地で年間を通じて出荷されています。
栽培しやすい植物なので、家庭菜園でも簡単に育てることもできます。

私は中国工場へ数週間出張へ行った時、
外食続きで胃腸が疲れてきたせいか、日本の味噌汁が恋しくなります。
最近、我が家の味噌汁には、シャンツァイをネギのような感覚で試してみました、
味噌のまろやかなのどごしと、アクセントになるシャンツァイの香りに、
何とも言えない味が食道を経由し胸の奥に不思議なエネルギーがじわじわと浮き出す気がします。
これから暑い夏には、しばらく朝のシャンツァイ味噌汁からパワーをもらおうと思います。