2024年11月30日 広州交易会に行って来ました
今月の始め、広州交易会に行って来ました。
一昨年から参加し、今年で4回目となりますが、引き続き会場を回りました。
広州交易会は中国政府・商務部が主催している中国国内最大の総合輸出商品商談会です。
1957年の第1回から現在まで、一度も中断することなく毎年春と秋に開催してます。
2007年から輸入展示区(外国企業が出展)が設けられ、
中国への輸入商談も行われることが可能になりました。
今回の展示会では、日本企業20社が出展されていました。
その中、足立区の町工場で製造したステンレス製のハンガーは来場者に注目され、
シンプルな外観、「普通」のモノ、派手ではなく、高機能なわけでもない、
時間の経過に耐えるように設計されているそうです。
展示品を実際に見て触れると、普段の暮らしをそっと豊かにさせてくれる気がします。
そのほか、広い展示会場の間を電動スーツケースで移動する来場者の姿が目立っていました。
そのスーツケースは荷物を中に入れることができるだけではなく、
椅子代わりとして使ったり、上に乗って移動することもできます。
機内に預け入れることはできませんが、機内持ち込みはできます。
そんな一石三鳥とも言える商品は、海外から来たバイヤーのハートをガッチリと掴んでいました。
昨年から東南アジアでの市場シェアは9割を超えていると、
中国メーカー出展社からの自信満々のアピールがありました。
「商品の本質」とは何かという疑問を持ちながら、展示会場を回りました。
広州交易会の魅力は単なる商談の場だけではなく、
業界の未来を垣間見ることができるところにもあります。
国際的なビジネスネットワークを広げられるこの場で、
毎回新たな発見と学びがあります。