2022年11月17日 幸せって、何だろう

幸せとは何か、
自分なりの定義をはっきり決めていきたい。
そんなことを思い立ったのはつい最近のことでした。

二十数年前、日本の会社に就職し、
中国工場への連絡することが主な業務内容で
工場と会社は両方言いたいことをちゃんと伝えてあるか心配な毎日でした。
顔が合わない言葉のみでの解釈は、
茫漠とした情報を元に相手に伝え、
思いがけない大きな失敗をしてしまうことがありました。
その後、工場に行き、担当者に会って、
その土地が育む組織文化に思いをはせる大切さを実感しました。

2020年の感染症発生以来、思うように出歩けない、
中国では、「ゼロコロナ」政策により繰り返される都市封鎖が実施され、
事態が多少好転しても工場に行くことはためらってしまう。
通信技術が発達した今の時代、モニター画面でお互いの意思疎通ができるが、
でも、やはり、非接触だけではもどかしい気持ちが強い
スマホやパソコンが助けてくれるにしても隔靴搔痒の感は否めない。

自分の伝えたいものが本当に伝わったのか知りえないまま、
感覚、経験、違和感などの曖昧な気持ちで悩む日々が続いていた。
自分にとって幸せとは何か、
曖昧さの欠片もない定義を設ければ、
きっと人生もシンプルで見通しのいいものになるに違いない。

熟考を重ねていたある日、ふと思った。
人間の幸福とは、つまるところ、
一生の中で出会った人々によって決まってくるのではないでしょうか。
周りを見渡しても、
人間関係に恵まれている人は往々にして恵まれた人生を歩んでいる。
その人間関係のきもはコミュニケーションに欠かせない伝える力ではないでしょうか。

これだ、と思った私は幸せの定義をこう決めた、「よい仲間とよい仕事」。
あなたにとって幸せとは何ですかと問われたら、
「よい仲間とよい仕事」ときっぱりお答えします。